映画が誕生してから1世紀以上の間、
作り手たちは、膨大なエネルギーと情熱を捧げ、
数多くの作品やそれを彩る
さまざまな表現技法を生み出し、
人々を魅了してきました。
そして、現在—映像表現は
従来の横型フレームを超えて、
360度や180度映像、縦型など、
今までにない形式が登場しています。
VRやAR、AIといった
最新のテクノロジーと映像表現を組み合わせた、
全く新しい作品の作り手も現れています。
Beyond the Frame Festivalでは、
このような時代の流れに呼応し、
映像文化の発展をより加速させるため、
従来のフレームに囚われず、
大胆に新たな挑戦を行う作品を紹介していきます。
そして、そのような映像の作り手が、
本映画祭から世界に羽ばたくことができるよう
尽力していきます。
2021年2月12日(金)- 21日(日)
バーチャル会場
・国内外から厳選したVR映画の配信
・VR映画に関わる様々なオンライントークイベントの開催
・オンライン授賞式の開催
無料(※一部の作品は有料となります)
日本語・英語
1992年生まれ、神奈川育ち。ホームパーティで音楽活動の勧誘を受け歌い始める。「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻り、その土地や人々と呼応しながらライブパフォーマンスを創り上げている。
好きな食べ物は南インド料理。趣味は世界各地に受け継がれる祭祀や儀礼を見学すること、唄や踊りを習うこと。
音楽活動の他にも、モデルや役者、ナレーターなど、様々なジャンルで活動している。2019年4月に屋久島からインスピレーションを汲み上げながらプロデューサーにオオルタイチを迎えて制作したEP「YAKUSHIMA TREASURE」をリリース。同名のプロジェクト「YAKUSHIMA TREASURE」のワンマンライブ映像がYouTubeにて公開中!
https://youtu.be/1WebgKhK9Ko
Beyond the Frame Festival アンバサダーに就任したコムアイとVRコンテンツプロデューサーの待場勝利が、BTFF上映作品の見どころをピックアップ。VR上級者から「初心者」まで、本映画祭をより楽しんでいただくための情報を凝縮してお届けします。さらに、映画祭公式ナビゲーターの届木ウカによる作品ラインナップや参加方法についての解説も!
これまで劇場のスクリーンに向けて映画を撮ってきた日本の著名監督たちが、最新のテクノロジーに触れたとき、想像力はどう刺激されたのか? 3名の監督それぞれのVR作品をとおして、VRがクリエイターに与えた影響を、その題材選びから作品作り全体に至るまで、深掘りしていきます。聞き手は芥川賞作家の上田岳弘。
VRアニメーションでは、体験者が作品の世界に入り込み、自由に動きまわって作品のキャラクターやモノと交流することができます。そんなVRアニメーションにおいて、「ユーザー体験」と「インタラクション」をどのように設計すれば良いか、国内外のVRクリエイターたちが語ります。
世界各国で活躍するVR映画の主要なディストリビューターやプラットフォーマー、大手VRプロダクションが登場。彼ら彼女らは、出来上がった作品をより多くの人に届けるためにどのような取り組みを重ねているのか。その奮闘とVR映画の現在地を、それぞれの立場の当事者目線から語っていきます。
日本を代表するエンタメ企業のキーパーソンたちが、今なぜVR映画にチャレンジし、どのような戦略で世界と戦おうとしているのかについてお話します。
ヴェネツィア国際映画祭、トライベッカ映画祭、高雄映画祭など、世界各国の映画祭のVR部門のキュレーター・プログラマーによるトークセッション。東京国際映画祭シニア・プログラマーの矢田部吉彦氏がモデレーターを務め、各映画祭で一体どんな取り組みが行われているかについてお話を伺います。
本映画祭での上映作品が、初のVR映画へのチャレンジだった監督をフィーチャー。これまでの表現形式とどのような違いを感じたのか、その差分を探ることで、VRを使った表現の可能性に迫っていきます。
Beyond the Frame Fetival 2021の締めくくりとして、コンペティション対象作品の中から「Grand Prix」、「VR Story Award」、「VR Experience Award」を発表!また映画祭公式アンバサダー、ナビゲーター、審査員が勢揃いして、今年の映画祭ラインナップの魅力を振り返ります。
疎遠になった母親との関係、過去の混沌とした感情を、インタラクティブに描いた作品。
体験者の心臓の鼓動によってロボットへ命が吹き込まれ、ロボットが周囲と心を通わせて成長していく物語。
※特別上映作品(コンペ対象外)
1935年に広島からカナダに渡った沖田米三が、戦争や強制収容所での体験を乗り越えて生きていく姿を、彼の孫である監督が伝える。
「疑念」は創造を生み出すヒントでもある。レオナルド・ダ・ヴィンチと3人の現代アーティストのアトリエと心の中を旅する作品。
太陽がなくなり、人間とゾンビが対立する絶望的な世界。ゾンビの男の子「グルーミー」と、人間の少女「ネナ」との恋の物語。
足元に地面がない、あり得ない世界で、2人の老いた兄弟と共に下へ下へと落ちていく。
1940年代のサンパウロ。ミニチュア模型の世界で、人形のペドロとローザが繰り広げる小さな恋の物語。
最新の研究技術とVRによって、「モナ・リザ」の絵画技法や制作プロセスに光を当てる。
絵画エドヴァルド・ムンクの『叫び』の世界をVRで描く。画家の苦悩する心の中に、あなたは引きずり込まれる。
作品の視聴URLは2/12(金)正午より、本ウェブサイトおよびバーチャル会場にて公開いたします。なお、各作品のさらに詳しい情報は、バーチャル会場にてご確認ください。
大学の航空部を舞台に、青春群像を描いた人気漫画「ブルーサーマル -青凪大学体育会航空部-」を、新鋭監督がVR実写化。
ネイティブアメリカンの、カラスにまつわる神話をもとにしたストーリー。勇気ある一羽のカラスが、宇宙の彼方へと旅に出る。
夕暮れのお墓、少女がつぶやく「おうちに行こう」。そこから、少女のおうちへの恐怖の旅が始まる...。
ある夏の午後、親戚一同がおばあちゃんの家に集まる。家族は彼女とのひと時を過ごし、またそれぞれの日常へと帰って行く。
誰もがVR技術に依存する近未来。男はある日、「真の交流」を切望する人々が集まる場所に訪れる。
母の胎内で紡がれる、親子の物語。私たちは、へその緒に導かれるままに、親子の無限の命の連鎖を目撃することになる。
インドネシアの首都ジャカルタのとある路地で暮らす、ジャワ人の家庭を描いたアニメーション作品。
国際宇宙ステーションで歴史的なミッションを進める、8人の宇宙飛行士たちをVR映像で記録したドキュメンタリー。
映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』で、描かれなかった世界。つばめの元彼・笹川マコトが体験する、心がやさしくなる大切な一日。
ロケットの打ち上げから地球への帰還まで、アポロ計画の軌跡を辿りながら、宇宙の旅を堪能できる作品。
作品の視聴URLは2/12(金)正午より、本ウェブサイトおよびバーチャル会場にて公開いたします。なお、各作品のさらに詳しい情報は、バーチャル会場にてご確認ください。
1961年、愛知県出身。監督デビュー作『俺は園子温だ!』(1985)と『男の花道』(1986)が、ぴあフィルムフェスティバルに入選。その後、その高い作家性から『愛のむきだし』(2008)、『冷たい熱帯魚』(2011)、『恋の罪』(2011)などで国際映画祭の脚光を浴びる。代表作に『自殺サークル』(2002)『紀子の食卓』(2006)、『ヒミズ』(2012)、『リアル鬼ごっこ』(2015)、『新宿スワン』(2015)など。公開待機作にニコラス・ケイジ主演『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』がある。
東京大学薬学部卒業。映画、PV、舞台、ドラマの作演出、エッセイ、作詞、ラジオパーソナリティーと活動はジャンルレス。
エッセイに「生きるコント」(文春文庫)「なんとか生きてますッ!」(新潮文庫)など。2012年より来場者が参加して作品が完成する体験型の個展を開催。同年、ベネッセ福武總一郎氏のモンブラン国際賞授賞式にて上野で行なったライブペインティング「お祝いの調べ:直島」をきっかけに、本格的に絵画制作をはじめる。2016年十和田市現代美術館にて個展。昨年はミラノ、パリ、香港で画家として個展。最近ではクリエイティブマッスルを鍛える学校、エリー学園をオンラインで立ち上げ、どんな時代にも対応できる想像力をつけてもらおうと頑張っている。
elliegakuen.com/about
1965年、大阪府出身。ソニー・デジタルエンタテインメント創業者。横浜美術大学 客員教授、金沢工業大学大学院 客員教授。株式会社Speedy社長。
ブランディング業務以外にも、女優”のん”などタレントエージェント、北京を拠点としたキャスティング業務をはじめ、国際イベントの誘致、企業向け"AIサロン'を主宰、ロサンゼルスでアートギャラリー運営、森林破壊を防ぐNPO「スピーディ・ランドトラスト」など、活動は多岐にわたる。NPO法人「タイガーマスク基金」の発起人をはじめ、 文化庁、経済産 業省、総務省などの委員を歴任。
VTuber。3Dモデラー、歌手、小説家としても活動しているマルチタレント。
バーチャルアイドルのVR恋愛を描いたSF小説「貴女が私を人間にしてくれた」にて小説家デビュー。(SFマガジン2021年2月号掲載)
その他、オリジナル曲「君は食肉じゃない」の楽曲とMVを制作。雑誌やVRメディアでの記事執筆、VR空間デザインコンテスト「VRAA02」審査員を務めるなど、活動は多岐にわたる。
https://todokiuka.tumblr.com/
文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
VR映画はまだこれから育つ業界で、製作の規模も作品によって様々です。観る人も作る人も育つように、良い議論が広がることを願っています!
個人的にもどんな世界を体験させてもらえるのか、とても楽しみです!